老化の原因とも呼ばれる活性酸素。
誰もが持っているものですが、これが過剰に増えると身体の細胞を酸化させる、つまりサビさせてしまう力が強くはたらきます。
活性酸素の攻撃によって生活習慣病になったり、シミやしわが増えることはよく知られていますが、同様に精子や卵子の質にも影響を与える可能性があります。
活性酸素の過剰な増加を抑えるためには、抗酸化食品(抗酸化物質)を摂取することが大切です。
抗酸化作用があるのは、ビタミンA、B2、C、Eといったビタミン類。
中でもビタミンEは強い抗酸化作用をもっており、女性ホルモンの元となるコレステロールの酸化も防いでくれます。
またビタミンEは、一度活性酸素の除去に尽くしたあとは、その力を失ってしまうのですが、そんなときに縁の下の力持ちになってくれるのがビタミンCです。ビタミンCはいったん失われたビタミンEの抗酸化力を再び活性化させる力を持っています。よく抗酸化にはビタミンEとCを一緒に摂ることが勧められますが、それはこうした理由によるものです。
そのほか、亜鉛も抗酸化が期待される栄養素です。