- マンガ:つかささん
●お腹が出て背中や腰に痛み
お腹がかなり出てくるので体の重心が前にいき、背中や腰が痛むことがあります。歩いている時や立っている時は背筋を後ろに反らさない、座る時は浅く腰かけるなど、姿勢を正すことで改善されます。
かかとが低いぺたんこな靴より、高さ2〜3cmほどの低めのヒールがある靴の方が、体の重心が前にいくのを防げるのでおすすめです。
●便秘やむくみ
妊娠中の体はとてもデリケート。
便秘になるケースも多く、また、少し塩分をとり過ぎただけでむくんでしまうこともあります。
バランスのよい食事は基本ですが、便秘気味だったら食物繊維の多いごぼうなど根菜類、ひじきなど海草類、プルーンなどを意識的に多く摂るように心がけましょう。また、塩分を控えるようにしましょう。
料理には、塩や醤油の代わりにだしや酢を使うと、塩分を控え目にすることができます。
●子宮が胃を圧迫して苦しい
子宮が大きくなり、胃など内蔵を圧迫するようになります。そのため一度の食事でたくさんの量が食べられなくなる場合もありますが、そのときは無理して食べなくても問題ありません。
一回の食事で足りない栄養は、食事の合間のおやつとして食べる方法もあります。その際は市販のスナック菓子やケーキ類ではなく、ふかし芋やおにぎり、ドライフルーツなどがよいでしょう。
睡眠時、仰向けだと苦しい時もあるので、体を横にするなど自分が楽な姿勢で休むようにしましょう。