最近は公共の場での禁煙が増え、喫煙者率も下がってきているといえ、タバコを止められない人もまだまだいらっしゃるでしょう。しかし、妊娠したいと思っている場合には、やはり禁煙をするのが望ましいようです。
タバコの害について見てみましょう。
タバコに含まれる有害物質として代表的なのは、ニコチンと一酸化炭素です。
ニコチンは血管を収縮させますので、血流が悪くなります。血流が悪くなると、せっかくバランスのいい食事をとっていても、身体のすみずみにまで栄養が行き渡らせることができません。動悸や血圧の上昇といった症状も心配です。
さらにニコチンは依存の問題があります。やめたくてもやめられず、ついつい吸ってしまうわけです。
一方、一酸化炭素は、血液の酸素を運搬する機能を低下させます。その結果、細胞は酸欠状態となります。貧血も起こしやすくなります。