排卵日を予測する際は、基礎体温表の分析が非常に有用ですが、約24時間しか生きられない卵子の排卵をより高い精度で知るために、基礎体温のデータに加えて、経膣超音波検査が行われます。
経膣超音波検査は、卵胞の大きさをチェックする検査法です。
主席卵胞は、徐々に成長していき、成熟しきったところで破裂して卵子を放出します。この現象は、卵胞の直径が20mmくらいにまで成長すると起こることが分かっています。
要するに経膣超音波検査は、卵胞の大きさをモニターすることで排卵日を特定しようとする方法論です。
タイミング法は、精子にも卵子にも特に問題がなく、通路である卵管や子宮にも大きな異常がない、という前提のもと、より効率よく精子と卵子を出会わせることを目的とする方法です。
したがって、精子や卵子自体に問題を抱えている場合や、精子・卵子または受精卵が通過する卵管や子宮に問題がある場合は、別の不妊治療方法を試す必要がでてきます。