妊娠した後もタバコの影響は甚大です。
血流の減少によって栄養が行き渡らなかったり、酸素が十分に得られないため、おなかの中の赤ちゃんはうまく体重を増やすことができません。
厚生労働省のデータによれば、一般に喫煙者の妊婦は、タバコを吸わない妊婦に比べ、低出生体重児が産まれる頻度は約2倍高いとの報告があるそうです。また、喫煙者の妊婦は、自然流産の発生率が約2倍、早産率が約1.5倍、周産期死亡率が約1.4倍高くなるとの報告もなされています。
こうしたタバコの影響は、赤ちゃんが生まれてからも続きます。
例えば、1日に4本以上の喫煙をしている授乳婦は、タバコを吸わない授乳婦に比べて、母乳分泌量が10~20%少ないという結果もでています。