松本ぷりっつ×高野優共作の新作単行本『子育てバッチコイ！』の、かわら版を公開中です♪
『うちの3姉妹』の松本ぷりっつと『思春期ブギ』の高野優が、育児の悩みをガチで答えてみた！いっぱい笑えて少しだけタメになる！子育てQ＆A本です。

高野　私は保育園のときから３人分、

７年間連続で役員をやっていた（＞_＜）

とは言え、気がきかないし、エクセルは使えないし、テキパキしているほうでもないから、本当に憂鬱で（；´д｀ ）「委員をやると知りあいも増えるし、社会復帰への第一歩だから！」って先生に説得されたけれど、私はただ大変なだけだった。

松本　私も幼稚園のとき２年連続でやったけど、同じく憂鬱だった。だって基本はひきこもりだし、集まりとは億劫で(^_^;)

高野　役員をやっていたときの話なんだけど、出張で新潟から佐渡島にフェリーで向かっていたら、連絡網がまわってきてね。その内容が、「バザーのための品物が職員室前にあふれているから、すぐに撤去してください」っていうものだった（・・;）よく海の上でつながるなって思ったけど、「私、今、海の上なんで……」って丁重にお断りしたら、

「いつ戻ってくるんですか？」

海の上にいたら、簡単には戻れないのに……（＞_＜）

松本　海の上まで追っかけてくる。でも、やっぱりそういうことがあると、みんな憂鬱に思っちゃうかも（^_^;）

高野　颯爽と動く本部の役員さんたちは、憂鬱どころかきびきびと動いていて、すごいなぁと思う。

松本　向いてるなぁっていう人はたしかにいる。

高野　電話で猛プッシュしてきたのは、おそらく推薦委員さんだと思うけど、私の友だちは推薦委員さんから電話がきたから、

「誰が私を売ったんじゃ(-_-メ)」

って怒っていて、結局、誰がいいかって選ぶときに、その友だちの名前を書いた方が何人かいたってことだから、売った、売られたということになっちゃう。

松本　そうだね。でも、どうせやらなきゃならないんだったら楽なのをやりたいから、みんなリサーチするんだよね。「これが楽よ」って経験者に教えてもらって。だから、そういうのに立候補してすませちゃいたいけど、みんな考えていることは一緒だから大人気で、わーって手があがってじゃんけんになる（´ε｀; ）

高野　そうだよ、大変なのは避けたいもの。

松本　でも子どもは、

自分の親が委員の用事で
学校に来てくれるのは、すごく喜ぶ。

だから、それを励みにがんばるとか。

「お母さんが学校のお仕事をしている」

っていう姿を子どもに見せるのはいいことかも。

高野　あ、そんな美談を（＾＾）私、「卒業対策委員」っていう敬遠する方が多い委員を、仲よしのお母さんたちとやったんだけど、やっぱりめんどうで憂鬱で（＾_＾;）でも最後に、子どもたちがずらーって並んで「卒業対策委員をやってくださったお母さん方、ありがとうございました」って言ってくれたときはジーンときて一瞬ほろりと涙腺も気ゆるんで、「また、やってもいいかな」って思ったけど、

「ああ、ちがうちがう！」

と思い直して（＾＾）

松本　いや、その大変さはハンパないし！

高野　私みたいにテキパキ動くのが苦手な人は、働きぶりのよさそうな人にくっついて動くといいよ。率先して動く人に指示してもらって、身を粉にしてもくもくと働く。

松本　どうせやるしかないなら、うまいしのぎ方を見つけて（＾＾）