子どもの遺伝子検査の結果がきたら！

人の能力は遺伝要素におおよそ30～60％影響されるが、 その能力を伸ばすには、後天的な環境の要素が大きく左右 するといわれています。 遺伝子検査は、持って生まれた潜在能力は科学的に分析で きますが、そこで明らかになった能力、才能をどう伸ばす かは、環境や努力にかかってきます。 分析結果を有意義に活用してもらえればと考えます。 たとえば、運動が大好きな子供が遺伝子検査で 運動分野が優れていることが分かったら、 その才能を存分に発揮できる環境を用意してあげましょう。 また、音楽が大好きだけど、チャレンジ精神がそれほど強 くない場合は、子どもがマイペースで音楽を継続して取り 組める環境作りが才能を伸ばすことにつながるでしょう。 子供の遺伝子の検査結果を知っても 「子供は、ほっとけば育っていく。なるようにしかならな いさ。」 「トップアスリートや学者になるわけない。」 「わが子に英才教育を受けさせるわけではないし。」 という方も多いとかもしれません。 しかし、子供を育てていくのに、このような客観的データ を活用して、子供の先天的な能力や性格のデータを知って おく事は大切な事ではないのでしょうか？ 遺伝子検査により、学習能力や運動能力などだけでなく、 先天的な性格も分析結果としてでてきますが、 これも有意義に活用できます。 同じ子供でも性格によって、スイッチの入り方が違います。 優秀なコーチや指導者は相手の資質や性格をちゃんと知り、 そのタイプに合わせて適切なアプローチをします。 子供の成長は外部環境やそこから生まれる努力が大きく左右 します。 そしてその環境作りには、親の取り組みが大きく影響します。 その環境作りの方向性、子供との付き合い方を決めるには、 子供のことをたくさん知らなければなりません。 遺伝子検査はわが子の事を知るための一つの方法です。 子供はたくさんの可能性をもって生まれてきます。 子供の潜在能力のスイッチをオンにするのは、環境や努力です。 遺伝子検査は、スイッチオンのお手伝いができればと思っています。 有意義にご活用ください。